おおお〜!すごくマジ(=内面露呈とも)な文章が来ましたね!いよいよ核心かとドキドキしながら読みました。おそらくこれを読むすべての人がそう思うのではないかというほどに。

えー。私としては、印象に残っていることは先の書き込みでも書いてはいるわけですが、制作過程においてとなると、これまたいろいろではあります。まぁいまはこうしてのうのうと書いていられますが、あの時期は「一体どこまでいけば終わるのか?」だけでしたね。なんども偽ピークみたいなものもあったりして(笑)

1)八重樫さんと会って話したこと

 ああやってS氏が文章にしてくれると、今になってあぁそうだったのかと思えるのですが、当初は著者S氏というのが前提にあったので「どの辺までつっつくとこの人は腰を上げるんだろうか」と思っていました。いやホント。でも、結局自分の腰が上げたくなかっただけだったりして(笑)
 で、数々の吞み、いや打ち合わせを通してちょっとこんがらがっていた時に、八重樫さんと会って話したんですよね。で、あぁやっぱりこの人に描いてもらうということなんだよなと肌で感じることができたときに、ボンジョ君みたいな話しに自然となっていった感じがありました。当初はふたりの会話っていうのを漫画にしようとしてましたし。でも、それではなんか感触が違うってんで会って話をして。あそこでひとつ膨らんだ。
 おそらくそれは、ライターが軽く打ち合わせして指定された文字数に入れていくというような、なかば流れ作業になりやすいようなものではなくて、この人に漫画を描いてもらうには、ということがやっぱり強烈に出てきたんですよね。それこそあの本じゃないですけど「イメージ」が伝わらないと、いくら形だけ漫画にしようが小説だろうが、写真だろうが意味が無いと。
 八重樫さんと話していると、どういう漫画にするのか、という切り口をしっかり出していかないと会話のページがめくれていってくれなかったので、あぁこの方はやはり漫画を描く人なんだなと思いました。そして今回、本当に良い漫画にしていただきました。実際、あの本は漫画だけ読んでも言いたいことわかってもらえるとすら思います。
 そういえば、僕らはふたりとも、当初漫画のストーリーのつもりであれもこれも書いておきながら、結局それぞれ違う形になって役目を果たすことになりましたね。ああやって扱い方を変えていったのが、最終的にはなにかパズルが解けたようでもありよかったなとも思っています。

2)ラディック

 レコーディングに関してはいろいろ右往左往もありましたね。スケジュール、機材の問題などなど。頭の中で描いていた準備〜テスト〜録音〜補完〜という流れが某氏のスケジュールによって崩れたことで、かなり厳しかったんです。で、どうにもすべて「作り込む」というのと正反対に動いていった。でもそれがよかったと思います。個人的には、フレーズやドラミングについては今年2月に出版された方でやってしまっていたし、この本では音的なアピールはあるべきではないと思っていましたので。
 ただ、あのラディックを叩いたときは気持ち良かったなー。自分的にはすごく叩きにくいセッティングで、ペダルも違和感あるしシンバルは期待と違った方向に揺れてくれるしライドは倒れてくるし(笑)でも、ドロドロとなにかに入り込んでいくようなあの感覚。ミュージシャンとしてのアピールはゼロな演奏ですが、あれが自分であると言わざるを得ない(笑)実は自分が一番やりたいことはあの中にあるんだなと気がつかされるくらいでもあります。

3)トラック1のコラージュ

 ドラムって楽しい〜!ってやつ。そういうことでいいんじゃないのかって思えた時期が、CDの締切前で本当に良かった。あんなに文字ばかりの本でありながらトラック1を聞くと「ドラムってたのしいっすよね」ですから。クドクド言っている、その内側にあるものがなんなのか、それを感じてもらうひとつのヒントになればよいなと思うばかりです。このコラージュについても、やはり人と対面したことで出来てきたものなので、それはやはり良いことだなと。

 ま、すべて「縁」ということでしょうか。そこになんらかのフィルターがあるのかもしれませんね。それを通ったものだったから、ベクトルが揃っていたということなのでしょうか。その辺は確信犯なわけでしょう(笑)?>Sさん

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