いやいや、トントンとコール&レスポンス感を出したいなと思っていたのですが、かなりモタってしまいました……。バックビートに関して、僕の中で言葉にならずぼんやりしていたものを、m01さんに言い当ててもらった感じがします。一方で「1の場所」の話は、読んで我に返ってしまいました。そうか、「4」→「1」の距離感や空間、「4」と「1」の関係かぁ〜。なるほど……僕はそこをおざなりにしているなぁ。僕は「1」→「4」の流れを生み出すための「キック」というイメージが強く(そういう音楽が好きってことですね)、「1」で放たれたエネルギーは放物線を描いて落下してくる、それを受け止めつつエネルギーを瞬時に蓄え、再び瞬時に「3」へと放出、また放物線を描いて……と続くこのフロウの中の“踏み切り板”みたいな(※跳び箱で使うやつです)イメージがあって、「4」で踏み切った後、その「着地」を、そう言われてみればイメージしていない(おざなりにしている)なと。または、音楽のストーリーが続いている場面なので、「1」を意識することでストーリーを分断してしまいそうなイメージを持っているとか……。その証拠に、大袈裟にクラッシュすることでしか「1」を表現できないことに悩まされています。ここの「4」→「1」について、もう少し聞かせてください。

こういうイメージを持つようになったきっかけは、思い起こせば、ジョン・ロビンソンだったと思います。役得ではありますが、ステージ上のジョンロビをステージ下から、ものの2mの距離で凝視するチャンスがありました。背後の客席の邪魔にならないよう、膝をついてカメラを構えていたわけですが、写真を撮るのを忘れ、あの強烈なバックビートに飲み込まれていました。あの体格にしてヤマハの一番細いスタンドを使い、1発打ち込むたびにスネア・スタンドが、まさにバネのように跳躍しているようでした。このスネアそのものの動きがビート/グルーヴのイメージとして焼きついているのかもしれません。

そして、「メッセージが込められる」という内容は、まさに同感です。僕は、上述のように遠視的な「1」をおざなりにしていますが(笑)、「1」→「2」への距離感や空気をどう分割している=どう感じているのか、という近視的な意味での「メッセージ」は、バックビートが担っているように思います。それによる自分のプレイの弊害も感じているのでありますが……(汗)。

「どういう解釈でも楽しめる」というのはまったく同感で、上も単なる僕の解釈でありまして、いろんな人の意見を聞いてみたいですね。それが、その人がどういう音楽と付き合っているかを端的に示すものでもあると思いますし。

とはいえ、解釈可能性の余地が与えられなかった経験として、m01さんはソナー・フォニックのことを書かれたのだと思います。確かにあの日は、僕も楽器の搬入やセッティング、撮影……などなどでクッタクタになっており、そこから数台のセットと十数台のスネアのレコーディングが終わり、よし、あと1台でやっと終わりだぁ〜!という、半ベソ状態でした(笑)。正直、「早く終わらせたい」という気持ちもありますよ。ところが! 最後の最後に登場した、あのフォニックの音を聴いた途端、ある種の“清涼感”に包まれたのを、今でも覚えています。聴いた瞬間に「うわぁ〜〜ッ!! 何?? 何??」って近寄っていき、価格を再確認した記憶もあります(笑)。m01さんも、「(何台も試した後に)まだ、こんなのがあったのかぁ〜!!」と言っていましたよね。何だったんでしょうね、アレは……。メーカーのメッセージとしての“スタンダード”というか……「スネアってコレでしょ!」って言われている感じはしましたよね。僕には「コレを叩けるようになるとイイね」と言われている気もしました(笑)……叩き手が試されるスネアって言うんですかね。

最後に、m01さんの「ドラムっていうのは、ある意味、音楽が許しているノイズ(中略)ちょっと下品な面も持てる機能」という表現、ポンタ氏がまったく同じことを言っていたのを思い出しました。

(seimj)

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